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2022/02/17
ろ布・ろ過布専門メーカーとしての”今”と”これから”
大塚実業株式会社 代表取締役社長 大塚雅之です。
今回から数回にわたり、当社の経営理念についてお話していこうかと思います。
経営理念に込めた思い
大塚実業の経営理念は、当社の存在意義であり、それは「大塚実業は何を目的に、どのような事業を、どのような姿勢で行うのか」についての答えを示したもので、当社の全ての営みの土台となる考えです。
当社が実現したい事業の目的は「全ての関わり合える人々の幸福と笑顔を創造する」こと、そして「自然と環境を護る」ことです。
「全ての関わり合える人々」とは、家族、共に働く仲間、顧客、仕入先、地域社会等の私たちの事業を通じて関わるステークホルダーを意味します。
大塚実業では「従業員」という言葉を使いません。
なぜなら大塚実業では雇う側、雇われる側を主従関係と位置づける考えを持っていないからです。
大塚実業で共に働く私たちは仲間であり、家族です。私たちは、その仲間と家族、顧客、仕入先、地域社会など、全ての人々の幸福と笑顔を創造していきたいのです。
「自然や環境を護る」という言葉には、「自然や環境をきちんと保護し、最低限今より悪い状態にはしない!」という強い思いを込め「守る」ではなく「護る」という言葉を使っています。
社会貢献活動の1つである「くつサポ」でベトナムに約100足の靴を贈りました。
当社の社業は、お客様や地域、社会のお困りごとを解決し、未来を創造するために「私たちの知恵や経験、ノウハウや技術を提供する」ことです。ろ過布、ろ過は知恵やノウハウを形にした結果です。
私たちは社業を通じて「幸福と笑顔を創造」し、「自然と環境を護る」活動をこの先もずっと続けていきたいと考えています。
そのために必要なのが「人と事業の可能性の探求」であり、この言葉には「限界の枠を自ら決めつけず、互いに思いやり、できないことはフォローし合う!」という私の願いを込めています。
人には得意、不得意があります。互いに思いやり、できないことはフォローし合う。限界の枠を自ら決めつけなければ、私たちの可能性はいくらでも広がっていきます。
「全ての関わり合える人々の幸せと笑顔の創造」と「自然や環境を護る」こと。
この2つを事業の目的として私たちの時代だけでなく、ずっと続けていけるよう、大切な仲間と共に自身と事業の可能性を探求して今と未来を創っていく!これが経営理念で伝えていることです。
当社の仲間たちには、経営理念に込めた思いを自分ごととして、心に刻んで欲しいと願っています。
AEEF-J主催 Asia Golden Star Award 2017授賞式にて
共に働く仲間に伝えたいこと
当社で共に働く仲間たちには、真摯な姿勢で自社の知恵や経験、ノウハウや技術に自信と誇りを持ってもらいたいと思っています。
「お客様が望んでいることは必ずしも価格の安さではない」ということを意識してみて下さい。お客様の話に丁寧に、真摯に向き合い、お困りごとや要望に対して大塚実業ができることを提案していく。それがお客様との信頼関係を築き、幸せと笑顔を創るために大切なことです。
お困りごとや要望はお客様によって異なります。だからこそ、当社は限定生産にこだわり、お客様に合わせて納期・品質・価格をお客様と共に相談し確保するようにしております。
そして、自分自身の可能性を探求して欲しいです。
例えば「1日に30分勉強しよう」など、小さな努力を自分で始めることが重要です。また、困っている仲間には「手伝うよ」と自分から声をかけて下さい。それが幸せと笑顔を創る最初の一歩です。
「これ以上はできない」ではなく「これならできる」の気持ちと行動で自身の可能性を広げ、共に「幸せと笑顔」の今と未来を創っていきましょう!
今後、私たちが学んでいきたいこと
私はPICC(一般社団法人公益資本主義推進協議会)で東京支部の支部長を務めています。
PICCの活動を通じて、企業として、経営者として、そして人としての「在り方」をはじめとする多くの学びや刺激を受けています。そして、無限の知恵がある仲間との関係は、当社の経営理念にある「人と事業の可能性の探求」と深く繋がっています。
私はPICCでの学びをもとに、大塚実業を自分ごととしてアレンジし、オリジナルの教育資料を作ろうと考えております。今後はさらに私が学んで経験したこと、これまで行ってきたこと、これから行うことなど、実体験を盛り込んでスタッフに伝えていきます。
私が心から思うのは
自分と事業の可能性を探求し、学びを続けること、 そして共に歩める仲間が本当に大事だということです。
そのことを我が社の仲間たちに伝え、共に大塚実業を学び続ける組織に育てていきます。