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2025/06/18

酒造メーカー様に工場見学させていただきました!

みなさん、こんにちは!

だんだんと季節の移ろいを感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
私は5月を過ぎたころからすでに夏仕様の服でお仕事しています。 夏本番になるとどうなるのかすでに怖いです(笑)

今回は兵庫県 丹波篠山市にある「櫻酒造」様に訪問し、なんと2026年に販売予定の特別純米酒の仕込み現場を見学させていただきました🍶✨

醪(もろみ)を搾る上槽工程などは見学等を行っているメーカーさんもいらっしゃると思いますが、今回はなかなか見学することがない、最終工程のろ過作業を見学させていただきました。

私も初めて見学させていただきとても貴重な体験をさせていただきました。


見学した工程は「最終工程のろ過作業」!

今回は、特別純米酒の濾過作業を見学させていただきました。
搾ったばかりのお酒は、店頭で販売されている透明ではなく少し色が付いていて、細かく分解されたり砕けたりしたお米や酵母などの細かい固形物などが混ざっています。

それらを取り除くためや透明できれいなお酒にするために「濾過(ろか)」を行います。

見学時はお酒を造る最終シーズンだったため少量の仕込みでしたが、ひとつひとつの工程に繊細な技術が詰まっていました。


作業の流れをざっくり解説!

5名程度の体制で行われる濾過作業。流れはこんな感じです。

ろ板の締め付け:加圧ろ過機を使ってのろ過を行うため

ろ過機についている板とろ布のズレを防ぐため、2人がかりで丁寧に手作業されていました。

酒の準備:貯酒槽から、釜へお酒を投入。

濾過助剤を投入・撹拌:濾過助剤を一定間隔で複数回投入し、じっくり撹拌します。

活性炭の投入:脱色のために少量の活性炭を追加投入。

下の写真のように真っ黒になっていてびっくりしました!

プレコート作業:濾過助剤入りのお酒をろ過装置に循環させ、濾布にプレコート処理を施します。

 ろ布にろ過助剤をコーティングさせることによって助剤の層でより細かいものをキャッチします!

本濾過スタート!
 活性炭入りのお酒を循環濾過しつつ、貯酒槽内も同時に洗浄。

 同時に別の作業を素早く行っていて職人さんの凄みを感じました。

加熱殺菌後、熟成へ
 濾過が終わったお酒は加熱処理後、翌年2月まで貯酒槽でお酒を寝かせて熟成させます。

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見学後、今年販売していたお酒を購入させていただきました!

すっと口に広がるやさしい旨味と、後味のキレの良さが印象的な一杯でした。
日本酒らしい風味をしっかり感じつつもクセがなく、どなたでも飲みやすい仕上がりで、食事との相性も抜群。
肩肘張らず、日常にも特別な時間にもそっと寄り添ってくれる、そんな日本酒でした。

みなさんもぜひご賞味いただければと思います!

今回の見学を通して、お酒造りの現場では一滴一滴にまでこだわる丁寧で繊細な工程が積み重なっていることを改めて実感しました。
とくに今回ろ過の工程など、見えない部分にも職人さんの技と工夫が詰まっていて、本当に奥深い世界だと感じました。

今回の見学では、丁寧に案内いただき、現場でしか得られない貴重な学びをたくさん得ることができました。
お忙しい中、ご対応いただいた酒造の皆さまに心より感謝申し上げます。

これからも、こうした現場の魅力や工程のこだわりを、皆さまにお届けしていきたいと思います!

ろ過・分離についての
お悩み解消いたします。

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