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2022/05/26
SDGsへの取り組み②
7番目のゴール「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」
大塚実業株式会社 代表取締役社長 大塚雅之です。
前回は「水環境を護る」ことに焦点を当てて、SDGsの6番目のゴール「安全な水とトイレを世界中に」への弊社の取り組みと考え方をご紹介しました。
今回は「エネルギー環境を護る」ことを中心に、7番目のゴール「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」に対しての取り組みをご紹介いたします。
7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
SDGsの7番目のゴール「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」は、「すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保すること」を目標としています。この目標を実現するには、全世界の人々が平等にエネルギーを使えるようにし、かつ、環境に影響を及ぼさない「クリーンエネルギー」にシフトしていく必要があります。
筑波大学とのクリーンエネルギー研究
私たちは筑波大学と連携して、藻類からオイルを抽出する研究に携わっていました。現在はプロジェクトが少し止まっているのですが、藻類からオイルを抽出することでクリーンエネルギーを作り出し、限られた化石燃料を使わずに新たなエネルギーを利用することで環境に配慮できることになるのだと考えています。
1回目の記事「ろ布・ろ過布専門メーカーとしての”今”と”これから”」では、弊社の経営理念についてご紹介しました。
一見、ろ布を作っている大塚実業とクリーンエネルギーは関連がないように見えますが、私たちは「自然と環境を護る」ことを事業の目的のひとつに掲げています。
クリーンエネルギーの開発はまさに、自然と環境を護ることに直結しますので、大塚実業の理念を実現するために不可欠な取り組みであると考えています。
2050年カーボンニュートラルに向けてのRE100への取り組み
「RE100」とは世界で影響力のある企業が、事業で使用する電力の再生可能エネルギー100%化にコミットする協働イニシアチブです。
引用元:RE100・EP100・EV100 国際企業イニシアチブについて
工場での取り組みは、「RE100」に向けて行っています。ソーラーパネルの導入を行うことで、100%再生エネルギーを使用することを目指しています。
ソーラーパネルの設置にはコストがかかるというイメージをお持ちの方が多いと思いますが、大塚実業ではPPA(Power Purchase Agreement)というシステムを利用して取り組んでいます。
PPAとは、企業や自治体が保有する施設を電気販売事業者が借りて、ソーラーパネルなどの発電設備を設置し、発電した電気を企業や自治体が使うことでクリーンエネルギーの利用を促すシステムです。
大塚実業では、工場にソーラーパネルを設置していただいて、そこで発生した電気を使用することになっています。
このような仕組みは、様々な企業が推進して利用しており、大塚実業もクリーンエネルギーをできるだけ使うことで、持続可能な社会の実現を目指していきたいと思っています。
前回と今回で、大塚実業の取り組みとSDGsのゴールとの関係についてご紹介しました。
次回からは営業部 部長松田より当社の製品「ろ布」について紹介いたします。
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日刊工業新聞に掲載されました
当社の代表 大塚雅之が著書を出版しました。