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2025/10/27

『アップサイクル技術展2025』に参加してきました

皆さんこんにちは。
大阪営業所よりお届けします。

10月10日(金)に開催された「アップサイクル技術展2025」 に大阪営業所のメンバー2名で参加してきました。

この展示会は、“廃棄物を新たな資源や製品へと生まれ変わらせる”さまざまな技術やアイデアが一堂に会するイベントで、リサイクル・再資源化に関わる企業が集まり、最新の取り組みを紹介する場として開催されています。

会場となった大阪産業創造館では、約35社が出展しており、
衣料品、ケミカル、印刷、自動車、建築、石油、セラミック、食品など、
幅広い分野のアップサイクル事例を学ぶことができました。
自社の製品やサービスにアップサイクルやリサイクルの視点を取り入れるヒントが得られる貴重な機会となりました。


【印象に残ったアップサイクル事例の一部をご紹介します】

・靴下の製造工程で発生する端材を、就労支援事業所でコースターやリフレッシュボールへアップサイクル。 

・廃棄予定の編生地のハギレを再利用し、鞄や衣類にアップサイクル。

・適齢期を過ぎた間伐材の粉を樹脂と混ぜてコットンと加工し、「筆箱」「鞄」「帽子」「ブックカバー」、さらにはJALホノルル便の「ヘッドレスト」にも採用。

・建築用断熱材の廃材から、新素材の超軽量石を開発し、建築・インテリア素材として活用。

・廃棄繊維を再生して原料化・製品化を提案。
→ 当社の濾過布端材(PP・PE)についても相談したところ、ペレット化して成形品にアップサイクルしたり、綿状にして軍手やタオルへ再生できる可能性があるとのお話をいただきました。

 

・端切れ生地や廃棄予定の消防ホースを使って、カバンや小物入れにアップサイクル。

・電車のベンチシート生地を使って、卓上サイズのベンチオブジェなどオタク心をくすぐる商品にアップサイクル。

当社の本社工場でも濾過布の製造過程で多くの端材が発生しており、2022年度のデータでは濾過布原反の廃棄量が年間約27トン発生しています。

こうした端材に新しい価値を与え、再活用していくこと――
まさに「アップサイクル」の考え方そのものです。

今後も、アップサイクルの可能性を学び、社業を通じて環境への負荷を減らしながら
新たな価値を生み出す取り組みを進めていきたいと思います。

ろ過・分離についての
お悩み解消いたします。

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